ステージスタジオレポ

 宝塚歌劇の衣装のレプリカを着て写真撮影ができる「ステージスタジオ」に行ってきたので、そのレポです。


 希望衣装や写真サイズは事前に電話でやり取りしました。(当日伝えてもいいらしい)
 私は娘役メイクで、衣装2着+A4サイズ台紙(全体のシルエット写真)を選択しました。衣装は紅いマリー・アントワネットのドレスと白いスカーレット・オハラ。友人は男役メイクでオスカルでした。
 受付をすませると、狭いロッカールームのようなところで着ていた服を脱いで、用意された簡易な服に着替えます。上手く説明できないのですが、上半身と下半身に別れていました。下はゴムスカートのようなもの、上は袖がなく、上から被る感じ。かなりざっくり書くと衣装に着替えるまでに自分の下着を隠す服です。(雑か?)
 着替える場所に「宝塚スターカレンダー」がかけてあり、友達と自分の誕生月が誰かを知りたくてちらっとめくりました。(あるある)「なるほど!これが今人気の役者さん・・・!」と話ながら着替えました。

 着替えたらメイクです。
 カツラを被るので髪はネットでまとめ、白を貴重とした若干姫系のお部屋でヅカメイクをしてもらいます。鏡にうつる化粧途中の自分の顔が面白くてほんとに吹き出すのが辛かった・・・。コロナで会話は禁止なので余計に「笑ってはいけない」空気でした。ここは注意が必要です。コロナじゃなかったらお話しながらメイクしてもらえるのかも。
【すごかったポイント】
・眉毛が全て手書き
・つけまつ毛がとんでもない毛量
・口がでかくなる
 自分の眉毛が消えて、メイクさん手書きの眉毛がきれいで驚きました!私は眉が濃い方なので余計に感動しました。あと口ですね。口が小さいんですがメイクで口のサイズがビッグになってました。娘役なのに口をでかくする必要はあるのか・・・?あとパフがめちゃいい香りでした。(どうでもいい)
 娘役メイクになった自分の顔を見て思ったのは「私、この仮装して大丈夫か・・?」です。参加した人のお写真を見ると様になっているけど私大丈夫か・・・?と。

 不安のまま撮影スタジオに移動します。頭はネット、顔はタカラヅカ、これが一番シュールな状態なので、不安で当然っちゃあ当然です。
 マリー・アントワネットの衣装に着替えます。実はドレスは上と下でぱっくり分かれていました。スタッフさん4人がかりで着替えます。着物の着付けをしてもらっている感覚と同じです。こういうのって「サイズ大丈夫なんか」と思われる方もいると思いますが、結論から言うと、なんとかなります。私は胸元にタオルをぎゅうぎゅう詰め込まれました。お手数おかけしました。
スタッフさん「・・・(タオル)四枚いけるかな」
スタッフさん「入れてみよう」
スタッフさん「あ、やっぱり四枚はきついですね。ごめんなさい」
私「いえ、すみません・・」 
スタッフさん「こんなに細くて着る服あります?」
私「まぁ・・・」
 上半身に肉があまりない典型的な骨格ウェーブは漏れなくタオルを詰め込まれます。
 次にカツラを被ります。カツラが重い・・・!知っていたけど重い!ちょっとぐらっとくる感覚が分かります。絶対に落としてはいけない緊張感が出ます。
 最後はアクセサリーです。(ここがこの体験の中で最高)
マリー・アントワネットなんでアクセサリーも豪華。これがあがる! カツラをかぶったら急に「完成」するので、既に「おぉ~」と思うのですが、この「完成」状態に豪華アクセサリーをスタッフさんにつけてもらえる感覚! わぉ! 気分は姫です。ただ一瞬で装着されるので、あまりにも短い快楽です。

 撮影の時は基本的にちょっと大変です。衣装が重いのとカツラが重いのと撮影に慣れていないので、ポーズが上手く出来なくて「あ、もうちょっと右ですね~」「首をすっと伸ばしましょう~首を伸ばして、肩の力を抜きましょう~」「はい笑顔で~目を見開いて~」「もっと笑いましょう~」などなど教えていただけます。ほんとに自分のポーズの出来なささに失笑します。すみません~・・・
 じゃあしんどいだけなのか、というとそうでもなく、スタッフさんが必ずこの仮装姿を褒めてくれます。(そういうシステム)
  撮影が始まると徐々にスタッフさんが増えてきて、「かわいい~ほんとかわいい~」を言う人、やんわり指示をしてくださる人、動いてずれた時にドレスの裾を直してくださる人、とにかく至れり尽くせり状態です。こんな経験はここしかないです。なので楽しいけど大変・・・!という感想です。

 スカーレット・オハラを2着目にきたのですが、スカーレットはカツラではなく、付け毛でした。(楽ちんです)スカーレットオハラで一番あがる時は、付け毛のあとに緑のリボンをぱっちんで止めてもらった時です。
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このドレス、ダントツでかわいい。(突然)
緑のリボンをつけた瞬間、スカーレットが「完成」します。この感覚がすごい。大きな鏡で見た時「おぉ、スカーレットやん!」と言いたくなります。頭ネット女からの変身! 個人的には撮影や写真より、この「完成」する瞬間を楽しんで欲しいと思います。
 撮影で手にもつアイテムを自由に選べるのですが、スカーレットは「一輪の薔薇」にしました。ブーケも選べたのですが私が持つと「村の結婚式に参加した田舎娘」に見えそうなのでやめました。

 「ステージスタジオ」はまとめると、楽しいのでおすすめです。タカラヅカが好きならより楽しいです。お値段はしますが、値段相応だと思います。いや~楽しんだもん勝ちです。似合っていようが似合ってなかろうが、楽しいし面白い。これに尽きます。

インテ翌日旅行記録

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ローションに閉じ込められた高杉チュン

 

 前日入りは叶わないので、インテ後に一泊することに。三ヶ月前くらいからファーストキャビンの個室をネット予約をした。前からファーストキャビンの個室に泊まってみたかったので少しウキウキしていた。

 物音は若干気になるけど、カプセルなのにキャリーケースが余裕で置けて秘密基地的な広さは個人的に満足だった。お風呂も綺麗です。遠征で値段を抑えたい方はぜひ。

 到着後早速テレビをつけて横になる。睡眠時間が少なかったのでとりあえず寝ようとしたが、結局眠れなかった。日曜だったのでテレビで「モヤさま」がやっていた。おぉ、旅先で「モヤさま」見てる……なんかテンション上がるわ。

 結局、眠れないと戦利品が気になって気になって仕方なく、大手の薄い本を拝読。(CP名は内緒)ばかやろうっ帰るまで楽しみを取っておけねぇのかばかやろうっ。拝読。すごくて一回本を閉じる。(なにこれ……すごいドラマチック…なに……トレンディドラマ7話くらいの高まり)という感情がこみあげる。空調が整い、清潔なシーツに寝転んでホテルで一人で読む同人誌。なんという贅沢。ホテルで同人誌は至福。

 

 素晴らしい同人誌やアニメ、ドラマを見ると、頭の中が刺激されて、自分の中でもドラマがぶわぶわっと出てきたりすることがある。ちなみに出てくるドラマは、読んでいる作品とは全く関係ない。つーことで、自分の中にドラマが溢れてきたので一旦本を閉じる。あーすげぇ、あ〜〜〜すげぇ〜でもまだ濡れ場じゃないなんて……こんなことが起きていいのだろうか……1000円以下の値段で買っているが、こんなに創作欲を刺激されて、1000円以下でいいのだろうか…… 再開。

 泣いた。結論泣いた。実はこうして1冊の同人誌を噛み締めている内に時間はどんどん経過していて、もう8時位になっているんだが本人は気づいていない。二人が切ないわエロいわ大人だわ幸せだわでもう最高です。いや、あの「最高」っていうか、二人の複雑な感情を表現できる人マジですげぇ。複雑な感情って複雑なだけあって、それをどう魅せるのかが非常に難しいと思うんですが、いや、いや〜〜〜すげぇ〜 単純ってやっぱり単純だけあって表すのは比較的簡単だと思うんですよ。なんの話?

 気づいたら9時くらいになっててビビる。テレビで日曜ビックバラエティ「大食い選手権」が始まっていた。日曜ビックバラエティまで夕ご飯を食べないと焦りを感じる。ホテルを出る。駅チカなので地下街でご飯を探すことにする。地下に入る前にコピーバンドが路上で星野源の「恋」を歌っていた。

 大阪だから「いい感じの店」はすぐ見つかるだろうと思っていたが、思ったより見つからなかった。というか店が閉まっている。あちゃ〜バーロー案件。短い地下街を一周した後、「名古屋コーチン」を使ったからあげ定食が食べられる店が開いていたので入る。なぜ大阪にきて「名古屋コーチン」を食べているのか分からないが、美味しいから良し。名古屋コーチンは裏切らない。

 食べた後すぐ地上に出る。コピーバンドが今度はフランプールの曲を歌っていた。コピーバンドがいる路上って都会の感じがする。ホテルに戻る。

 ファーストキャビンには休憩室があり、そこには少女漫画が少しだが並んでいる。棚を物色。矢沢あいの「天使なんかじゃない」を発見。懐かしい。自然と手に取る。なんかこのホテルについてから漫画ばかり読んでいる。朝から漫画(同人誌)買って、帰ってきて漫画(同人誌)読んで感動して、飯食って、また漫画(単行本)読もうってどんだけ漫画が好きなんだ。

 

天使なんかじゃない」には生徒会長で須藤という若干リーゼントっぽい髪型の男の子が出てきます。須藤は生徒会長だけど見た目は不良っぽく登下校にバイクを使う子です。

で、話は少しずれて「少女マンガといえば・・・」という話になったときに『雨の日に捨てられた子猫・子犬を不良っぽいアイツが拾って』という代表例があると思うんですが、なんと、須藤がまんまこれをやっていました。 雨の日に子猫拾ってました。須藤!お前だったのか! あるあるシチュエーションだが一体元ネタはどこなのか分からなかった『雨の日の不良の優しさ』の源はお前だったのかー!

と、いうことが分かって満足して漫画を閉じる。中学生の頃に一応全巻読んだので。

ツイッターでインテのお礼のメッセージと通販のお知らせをちょびっと送って就寝。明日は、いろはさんと華木さんと大阪の街を歩きます。

 

 翌日。待ち合わせは恵比寿町駅。なぜ梅田とか心斎橋ではなく恵比寿町駅なのかというと、私が前もって「大人の玩具屋さんに一度行ってみたいんですけど」という提案をお二人にしたからである。(するなよ)

いろはさんと華木さんと1日ぶりに会う。大阪と全く関係ない社会見学に付き合ってくれるなんて優しい人なんだと対面しながら思う。

「おとなのコンビニトイズ倶楽部日本橋店」を午前10時頃目指して歩く。自分が行きたいと言ったくせに地図が全く分からないポンコツで、いろはさんにリードしてもらう。いろはさん大人の玩具屋さんの道案内を手伝って下さってありがとうございます。

 

「おとなのコンビニ」に到着。雑居ビルのあるフロアに入っていました。ビルの様子とか店内の様子は、この場所をお題にした二次創作で書いたのでここでは省きます。(省くなよ)

 簡単にいうとビレッジバンガードの大人の玩具屋版といったもので、商品が通路にせり出していろんなものが狭いスペースにたくさん出ているといった店内でした。例えばここに「コンドーム買いにきたぞ」と来ても商品が雑然と紹介してあって、コンドームを買うのに30分位かかりそうな感じです。でも「へーこんなんあるんや」と物色目的できた我々的には満足でした。

日にちが空きすぎて記憶がうっすらしているので覚えていることを挙げていきます。

 

・ディルドの動作ボタンを次々と押す華木さん←一番記憶に鮮明

・中国風の「媚薬のパッケージかっこいいね」と関心した我々

・棚のアナルパールを見て「へーこれが」となり「意外とおしゃれじゃないですか?」と話すいろはさん。「部屋のインテリアで置いてあっても全然違和感ない」

・紫色のスケスケランジェリーを見て「これ高杉にいいかも・・・・」と普通のショッピング感覚で言ういろはさんと華木さん

・レジにいるスキンヘッドのおじさんの見た目が怖い

・クリスタルチンコの置物

 

 物色して楽しかったので「なにか一つ買っていきましょう」という話になり、割り勘で「アダルト一年生」というグッズが3点入ったお楽しみ(?)袋を買う。腐女子として散々な妄想をしても、私達はまだ「一年生」なんだという自負です。驕れる者久しからず。誘ったのは私なので代表して私がレジへ。スキンヘッドのおじさんが、中が見えない黒いビニール袋に入れてくれました。声が優しかったです。

 続いて、また私が行きたい所になる「ドンキの恵比寿タワー」の観覧車に向かう。なんかほんとすみません。今まで旅行したことないんか? という位行きたい所に行かせてもらって。

 この「ドンキの観覧車」はゴンドラの向きが対面ではなく、全員が正面を向く珍しいタイプで、終始ガラス張りの景色を見るという斬新な観覧車なのです。(なのです じゃねーよ)

 

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ドンキの観覧車。濁った川を見ながらぐんぐん上昇する。隣でビビる華木さん

 休みの日なので乗る人多いのかな〜と思っていたら全然並んでいませんでした。スルスル階段を上がって行き、乗車。よく晴れていたので大阪の雑居ビルのてっぺんが上から見下ろせて楽しかったです。上から見るあまり綺麗じゃない川とかあまり綺麗じゃない街とか、いやでもこれが「生活」ってことだよ。開発で洗練されまくっていても味わいないし、いいじゃん雑居ビル。という感想です。

 真ん中に座っている華木さんが、高いところがダメだったようで怖がっていました。華木さんは、道中銀高のエッチな話をしてくれたのにこの時だけは「あ、これダメかもしれない」と素で言っていました。怖がらせてしまってすみません!いろはさんは端っこの席で「わー。高」と言って余裕で景色を見ていました。確かに「高い」という感想しか出てこない景色です。(恵比寿町に住んでる方いたらごめんなさい)

 

 華木さんを恐怖の渦に陥れた観覧車から降りてつながっているドンキをちょっと物色しました。たまたまコンドーム売り場を通り、(ついさっき散々見た)華木さんが「イボイボのコンドーム」についての銀高的希望を話してくれました。復活が早い。

 それから「アダルト一年生」を開封するべくどこかカフェに入ろうということで、コメダへ。あまりお洒落でオープンすぎる店に入っても「アダルト一年生」が浮いてしまうので店選びが難しい。地元にもたくさんある信頼のコメダに入店。入り口に置いてある棚にペペローションみたいな形のドレッシングを見つけて、3人で一瞬「えっ?」となる。「えっ?」じゃねーよ。ぺぺローション置いてるわけないだろ。でもほんとにキャップの色が同じでした。

 幸運なことに店内で一番奥の更に角のボックス席に通されたので3人とも心の中で(ここなら…ゴクリ)と思いながら着席。注文した飲み物が来たあとで「アダルト一年生」をコソコソ開封しました。エロ本を初めて買って、河原でみんなで除く男子中学生みたいでした。中に入っていたのは

 

・紫色のローター

・ミニローション

・コンドーム&道具の説明書

 

 ローターが紫色の点に脳がバグっているので「高杉カラーだ!」と喜ぶ3人。ローターが偶然高杉カラーで純粋に喜ぶ銀高女は後にも先にももう出てこないと思う。人に見られないように注意しながらさっそくスイッチを押して見る。うわーこんな感じなのか。結構振動強いね。いろはさんと華木さんが「ちゅん」を連れ来てくれたので、魔が差して「ちゅん」のお尻あたりにローターを当てて見るなどする。いま思うと場が荒れていた。

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ローターを押し当てる私(手前)と銀ちゅんを拘束するいろはさんの手

 割り勘で買ったのでこのグッズをあみだで分けて持ち帰ることにする。

あみだの結果、

 ・ローター→いろはさん

 ・ローション→華木さん

 ・箱とコンドーム→私

 になった。おめでとういろはさん。一等ですよ。ローションは小瓶サイズのもので、やらしい感じは全くしないんですが華木さんがローション単体を持って帰るということがシュールだった。華木さんのお顔立ちがガーリーで可愛らしい故にカバンにシンプルなローションが入っていると思うと好きです。私はふざけた箱とコンドームを持って帰ります。

 新幹線の時間が来たので、私が先に離脱しました。ほぼ私のわがままに付き合わせてしまって申し訳なかった。とても刺激的で楽しかったです。

 

 帰りの待ち時間でりくろー(?)おじさんのチーズケーキを駅で購入。リーズナブル。帰って食べたらおいしかったですおじさん。ありがとう大阪。

 

 

 

2020 インテ記録

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アフターで行った喫茶ドレミ。角度が良い。

 

夜中1時に仕事から家に帰宅。

ご飯食べてスマホ見てなんやかんやしていたらベッドに入れたのが午前4時。明日(というか今日)の新幹線は確か8時代。最寄りの新幹線の駅まで車で30分。そうすると大体2時間30分位しか眠れない。毎回早く寝なきゃいけないと思うのにいつもこうなる。で、ベッドに入ってもすぐ眠れなくて睡眠時間は50分くらいになる。きーっ何度繰り返せば学ぶんだろう。

50分後 起床。

インテの荷物は黒いキャリーケースに入れて置いた。本も値札も布も差し入れも全部入れた。本に折りがつかないように相当注意をした。めちゃくちゃ気を使う。タオルを下に敷いて上にも敷いた。

新幹線で新大阪へ。前も行ったのでインテの会場までは余裕だった。しかし混み合う時間で人が半端なかった。女性だらけの満員電車に揺られる。「オタクってオシャレで綺麗な人が多いんだなぁ」と電車の人を勝手に同士と思い顔面を見てしまう。私は、背中に巨大エビを背負ったシェフがプリントされた白いパーカー・赤いスカートという謎の紅白スタイル。まぁまだ正月感あるし。(ねーよ)

モノレールから降りてインテに行くまでの道のりは爽快。このキャリーを引きずる時のゴロゴロという音。この中に自分が作った本が入っていると思うと誇らしい。この重みは苦労の重みでもある。私の二次創作、ちゃんとあります……(あの日々の苦労を噛み締め)始める前にもうジーンときている。早すぎる。

入り口でチケットを出す。「かぶき町大集会」のチケットの仕様がお正月感が出ていて何だかめでたい。まだ正月感はある。(ねーよ)

会場手前のトイレに並ぶ。並んでいると開場までまぁまぁいい時間になった。

会場入り。スペースを間違えていないか入念にチェック。「ナッツ買うなら」。いいよな。ここでいいよな。隣の人に「よろしくお願いします〜」と挨拶して椅子を下ろす。今日寒いな〜

ツイッターで設営写真を見るのが好きで、事前に頭の中でシュミレーションをしてきたのだが、いざ置こうと思うと結構恥ずかしかった。

準備してきたのが、熱海秘宝館のポスターの雑なパロディのようなもの。知らない人が文字だけ見ると意味不明だし、そもそも文字しかないポスター(?)だから要するに意味不明な要素しかない。

 

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名駅キンコーズラミネート加工しようとしたら休業で伏見店で30分歩いて作ったもの

これを人が通る通路に面して置くことに微妙な抵抗を感じて、開場から買い物中までしばらく裏側にしていた。イベントの日くらい恥を捨てろよ!

 

買い物を終えホクホクして戻ってくると、2人程スペースの前で待っていて下さったので申し訳なさから慌てて準備。興奮しているのか睡眠時間がない割に元気。

実は今回新刊購入の方に先着でハトヤホテル限定の「はとやさぶれ」を用意。このパッケージのテープ開けに時間がかかり結果普通に人を待たせ続けることになった。パッケージのテープを剥がすの下手選手権優勝。

無配の下ネタペーパーも作ったので「下ネタ大丈夫ですか? よかったら無配もどうそ」とほぼ毎回声をかけてしまったがよく考えたら、言われたら貰わざるを得ない状況を作り出してしまった。すみません。

 

(以下気まぐれスペースレポ)

・いろはさんが来てくださった時にはとやさぶれが二箱目に突入し、またパッケージのテープ開けに苦戦。待たせている焦りから、いろはさんに「全然開かないっす」と、はとやさぶれ開封の儀を突然やらせようとする。いろはさんが親切心でテープ剥がしを手伝おうとしてくれる。これは間違いなく末っ子の悪い所です。すみません。銀高宗教シールありがとうございました。インテのフランクフルトは食べられませんでした。今度機会があったら食べます。

 

・新刊を買って下さったAさんから「本のサンプル写真見ました。いや〜すごいです//自己プロデュースが」とのお言葉をいただく。ありがとうございます。嬉し恥ずかしな気持ち。自分が自己プロデュースをしていると思うと何だか……客観的になってみると羞恥心…野久保……

 

・はとやさぶれを購入者の方に配れることに謎の喜びを感じた。数に限りがあってすみません。新刊を買って下さったBさん。「1100円で払ってもいいですか?」と聞かれ「?いいですよ」と何も考えずに返事をし、お釣りの計算に止まる。(壊滅的)

私「1冊600円なので、えーっと1100円だと……お釣りは?」

Bさん「500円です」

突然クイズを出してすみません。

 

・華木さんからミニオンの差し入れを貰う。可愛い。華木さんはミニオンの差し入れが似合っていた。可愛い。翌日のドンキの観覧車マジでビビらせてすみません。ほぼずっと銀高のエロ話をしてくださってありがとうございます。楽しかった。観覧車の中だけほんとに怖かったのかエロ話がなかったので、本気で怖がらせたんやなと思いました。

 

・むうさんのスペースに行き新刊を買い差し入れのマシュマロココア(コストコ)を渡す。自分の差し入れが去年より確実にショボい。むうさんから海外旅行のお土産で大きな板チョコレートを貰ってしまう。パッケージが素敵。しかもソルト&なんちゃらと書いてあって、絶対美味しいやつやん!と思った。事実おいしかった。ありがとうございます。大阪のキャラカクお世話になりました。

 

・ラム肉さんと微妙にスペースの距離が近かった事に結構時間が立ってから気づいた。ラム肉さんはいつもいい香りがする。新刊を買ったらフリーペーパーを下さった。このペーパーもいい香りがする。銀高新聞のようなペーパーがめちゃ可愛いし面白い。ニヤニヤしながら自スペースで読む。後からラム肉さんがやってきて「ラスイチなんでこの本どうですか?1冊だけだと通販やりづらくて」と言われてしまい、お言葉に甘えまくって本を貰ってしまう。表紙の「ラム肉彩色」(勝手に命名。ラム肉さん独自の色彩で個人的にファン)が素敵で、買いに行った時、飾りの大判のポストカードかと思っていた。イベント終盤に、おっさんの半魚人だったかおっさんの人魚だったかの個性的なトートバックについて「これ!いろはさんも持ってました!あといちこさんにお似合いですねって言われました!」と報告してくれた。ラム肉さんイベント後に喫茶店に付き合ってくれてありがとうございました。

 

・いちこさんに、ぺにさんと某さんの分合わせて三冊本を買っていただく。ツイッターを見ると、どうやらいちこさんはサンハトヤに宿泊したらしいとの事で、勝手に親近感を感じてお土産にハトヤホテルのおみくじボールペンを渡した。サンハトヤに行った人にハトヤホテル(たぶんサンハトヤにも売っている)のお土産を渡すという奇行。なぜそんなことをしようと思ったのか私にも謎。しかもDMで「お土産渡しますね!」と謎の報告までしてしまう。人の期待度を上げられる程のお土産ではない。

当日、「チープなお土産なんですけど」とゴソゴソ差し出すと「あ、おみくじのやつですか?」と既にバレていた。

「サイン書いてもらっていいですか?」と言われ「サインですか」となり人生で初めてサインを書く。処女本に処女サインでダブルバージン。(「ウ」に濁点をつけるキーが分からない)

個人的にページを開けてた裏表紙の赤色が気に入っていたのでそこに書いた。字が下手。シャシャーとなったものではなく、めちゃくちゃ普通に書いた。「泉るいです。楽しんでくださると嬉しいです」これはサインではなく文章だ。 なんと3冊とも文章を書いてしまう。差し入れのクッキーめっちゃ美味しかったです。

 

・閉幕ギリギリで乃奈さんとしぐれさんのスペースに行き「机の上のもの全部ください」という迷惑なことをする。明らかに撤収に入っており空気の読めなささがすごかった。すみませんでした。差し入れのイラストが可愛い。差し入れにイラストがあると俄然上がるのはなぜだろう。

 

(気力の問題でスペース気まぐれレポ完)

 

 最終的に新刊は通販分を避けて手元に2冊残った。通販をやる前提の場合、スペースに来て貰った際に「すみません完売しました」をやるのは個人的に嫌だったので残って良かった。いや余りにも残っていたらそれはそれでズーンとなるのだが。お互い顔を晒してイベントに来ているので、(言い方)来て下った人には出来る限り現物を手渡ししたいというのが本音。渡せて良かった。再録なので手直しをする際、とにかくウェブ上でのミスが多くて、羞恥心で床を転げ回り背中にホコリがついた。野久保〜

 

 当日にラム肉さんと通天閣近くの喫茶店に行く約束を取り付けた。やったー。一人で行く予定だったので嬉しい。(お一人様慣れ)

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ドレミのホットケーキ。おすすめです。

 喫茶ドレミに行った。「喫茶ドレミ」は去年のインテからの通天閣観光で見つけて、そこからずっと頭の中にあったので行けて嬉しい。看板の猫! お前だよお前!会いたかったー。店の角度が最高で外観の写真を撮らずにはいられない。蔦が建物に絡まっているのも100点。蔦をプラスに変えられる店はすごい。ラム肉さんがクリームソーダを頼み私がホットケーキを頼んだ。2人でシェアをする。ホットケーキが美味しい。あったかいホットケーキはなぜこんなに美味しいのか。生地がふわふわで中にカスタードクリームが入っていた。中身のしっとりが嬉しい。窓際の席には家族連れやカップルが座っていた。デートでここに入れたら楽しいだろうなぁとほっこりする。

 席は奥の角で嬉しかった。奥は鏡張りになっていて、この鏡張り仕様の壁も昭和という感じがして好み。若い女性が話していた。老若男女が来ている。

 ラム肉さんの隣人の「中国人クラブ音楽騒音問題」の話を聞く。対抗してお経を流すとラム肉さん。じゃあ、クラブ音楽とお経で騒音セッションをしたらどうですかと提案。ほぼブッダマシーンである。ラム肉さん引っ越しおめでとうございます。

 

宿はファーストキャビンのファーストクラス?の個室を取った。一度泊まってみたかったので三ヶ月くらい前から予約していた。

また気が向いたらファーストキャビンからの翌日のことを書く。次の日はいろはさんと華木さんと遊んでもらった。遊んでもらったというか正確には私が気になっている所に二人を付き合わせたという方が正しい気がする。

しかし前回を踏まえると……

 

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窓際の席は特に素敵だと思った。天井にはりついている銀色の照明が素敵。

 

 

 

 

インテ旅行記1

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ナイスなライトアップの通天閣

 

1月13日。

新幹線の駅の中でもだいぶ影が薄い地元の駅から新大阪へ。丸1日300円という郊外ならではの破格パーキングに愛車を止める。

EXアプリで窓際を取り、入ったときに人はまばらだったので隣はいないかなと思ったらメガネの女性が通路側に座っていた。(私もメガネ)

朝ごはんでセブンの「照り焼き卵ナントカサンド」を開ける。隣の人に臭うかな…と少し思うが食べる。ベルマートで一杯100円のホットコーヒーを飲む。こういう時に飲むコーヒーは美味しく感じる。車窓には「ザ・郊外」のでかいスーパーの看板とかガソリンスタンドのなんとも味気ないような、でも高層ビルに比べたら味わい深いような風景が広がっている。

新大阪まで新幹線1本でいけてすごく快適だった。45分くらいでついた。移動疲れがない。

新大阪からインテ会場までの移動はまぁまぁある。新大阪駅で既にインテ行きのバスをお知らせするお兄さんを見かけて、「バス1本の方が楽では?」と移動の楽さを追求しすぎてどこから出るバスか聞いたら「1300円でいきます」と返ってきて賃金の高さにやっぱり電車で行くことにする。

 

友人と太陽の塔に行ったときも思ったけど、大阪と東京って同じ都会でも雰囲気が違う。駅で歩いているときや電車に乗っている時に特に感じた。私が住んでいるところは日本のど真ん中なのだが、どちらかというと関西よりだからか大阪の方が空気がきもち緩んでいて、「なんか、楽だな」と思った。だれてるっていうか、駅の時間の動きが東京よりはゆっくり。

東京はもっとスパッとしていてセカセカしてる。気が張っているような感じがある。ビジネスマンが多いとそういう感じになるものなのかは不明。あと東京と大阪でビジネスマンの数がどれくらい違うのかも知らんけど。

そんな感じで東京よりちょい緩めの駅を歩き、電車に揺られる。モノレールに乗る。

二駅間しか乗らないけどたまたま椅子に座れて少し胸が弾む。天気が良くて窓からの景色をじっと見てしまう。これから二次元の即売会に行くわけだけど、頭がそれよりも海とかヤシの木に持ってかれる。初めて行く街の景色は、楽しい。

 

会場に着く。パンフに並ぶ。夢の国で並ぶことに耐性がかなりついているので無心でいけた。夢の国はそういうメンタル面も鍛えてくれるのだ。キャッキャッウフフなドリーム好きの女子が行く所だろうと甘く見てはいけない。その辺のおっさんより忍耐力のある女性がごまんといる国である。なんの話や。

 

急ぐこともなく普通に買い物ができた。冊数はそんなに買う予定はなかったのでそれも荷物的に良かった。差し入れ(近所の老舗ケーキ屋のバームクーヘンとコストコで業務用パックのブラックサンダー)をちゃんと持ってきた分人に渡せて良かった。

人とタイミングが合わなかったりシャイを発揮して話しかけるのをためらって渡せない可能性が自分にはあったので。その辺りの危惧が高校生のようで情けない。

それにしても差し入れの組み合わせが雑すぎる。

(※後に、りくさんに手紙付きで差し入れするものとなさこさんへの差し入れを間違えるという失態を犯したことに気づく。封筒に「りくさんへ」と書いといてほんとに良かった。なかったら、なさこさんにもっと失礼すぎる最悪の失態を犯したことになる)

 

壁サーに並ぶのは気持ちが上がる。特にシャッターから外に出て並んでる時とか。なんか、すぐには買えない感じが気持ちを上げてくれるのだと思う。「買う!」から現物を手に取れるまで一定の時間があると、いい。一筋縄ではいかない買い物は買い物のスリルと楽しさがある。

 

【ここからスペース別気まぐれレポ】

むうさんの新刊を買ったらむうさんから差し入れのくず湯を2個貰う。くず湯を飲んだ(食べた?)ことがないので「これはなんですか?」と外国人みたいに聞いてしまう。入っているシロクマのパックがかわいかった。出されただけで(かわいいものだ)と直感がきてテンションが上がった気がしたのでやはり入れる袋は大事だと後で思う。むうさんは気さくに話しかけてくれた。

 

SNS繋がりで一番初めにしぇこさんの師弟本を買った。名乗るのが恥ずかしくてこれは名乗らず買って差し入れだけ渡そうと思っていたら、私のメリケンサック(指輪)にしぇこさんが気づいたような表情を見せて「……もしや」という雰囲気が出来たので名乗り出た。恥ずかしかった。自然に言えない自分が。

とりあえず新刊が楽しみだったことを伝えられて良かった。そして差し入れでお菓子を貰った。

 

りくさんとバナナフィッシュの話をしていたら後ろからりくさんの初期本を買いに来た方がいらして邪魔をしていたようで申し訳なかった。ショーターの脳みその話をした。りくさんは夏も出るかもしれないとおっしゃっていて、夏の楽しみがさっそく出来た。

 

なさこさんとくれはさんに差し入れを渡せて良かった。しぇこさんとのやり取りで恥ずかしさが和らぎ普通に「私です」と言えた。リバ本と漫才本が楽しみだったこと言えた。オタク100%みたいな感じで「リバ最高です!」を捨てセリフに去ったことだけが後悔。くれはさんから小さい声で「ほんとにいるんだ」とのお言葉をいただく。私がAIではないことが証明できてよかった。

【スペース気まぐれレポ完】

 

買い物が終わると12時近くになっていた。4号館から外に出ると、中庭みたいに広いスペースがあるのがビックサイトと違って、いいなぁと思った。天気が良かったから余計にそう思う。ベンチにみんな座ってワイワイ話していた。オタクというと室内のイメージがあるのだが、このスペースは屋根がなく、オタクがお日様の下で適度に賑やかにしているのが見ていて心地よい。あと単純に夜勤勤務者なのであまり浴びない自然光が気持ちいい。

個人的にビックサイトより作りが好きかもしれない。4号館しか行ってない者が決めるのもアレだが。

 

インテを出る。インテ近くの「ショッピングモールATC」という所にお昼ご飯を食べに行く。こういうのが近くにあるのもインテのいい所だと思う。オタクが隔離されすぎてない感じ。ちょっと歩けば家族連れがいるモールがあるし、さんふらわぁが止まるような港(?)もある。オタクはオタクで人に迷惑かけずに楽しめって感じがあるけど、なんというか物理的に「オタクのコミュニティの場所」が他とずいぶん遠いと私は少し寂しさを感じる(ほんとに少しである)

お昼は何でも良かったので一階のチェーン店っぽいドトール系カフェでクリームパスタを頼む。奥の喫煙席のカウンターは前がガラス張りになっていたので何となくそこにする。知らない街の景色が見たい。(小学3年生)

ボックス席で黒いダウンを着た茶髪のお姉さんが男性と話しながら煙草を吸っていた。日曜の昼間に煙草。いいなぁ。なにがいいのかは私も不明。

朝もコーヒーを飲み昼もコーヒーを飲んでしまった。セットだから仕方ない。

東子さんから「会いたかったです」リプをSNSで貰い(悪いことしちゃったなぁ)と反省する。

 

 せっかく大阪に行くので、大阪に住んでいるだろうと思われる、よくさんに「遊んでください(依頼)」と事前に言っておいたので昼過ぎからよくさんに会う。

次回はそのへんを書く。

 

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インテ近くの港。子どもが鳩を追いかけ回したりしてる。

 

※記事内で名前が出た方でもし名前を出されたら困る等があったらコメントください。