インテ旅行記1

f:id:kw45c3738r1w9w:20190208142812j:plain

ナイスなライトアップの通天閣

 

1月13日。

新幹線の駅の中でもだいぶ影が薄い地元の駅から新大阪へ。丸1日300円という郊外ならではの破格パーキングに愛車を止める。

EXアプリで窓際を取り、入ったときに人はまばらだったので隣はいないかなと思ったらメガネの女性が通路側に座っていた。(私もメガネ)

朝ごはんでセブンの「照り焼き卵ナントカサンド」を開ける。隣の人に臭うかな…と少し思うが食べる。ベルマートで一杯100円のホットコーヒーを飲む。こういう時に飲むコーヒーは美味しく感じる。車窓には「ザ・郊外」のでかいスーパーの看板とかガソリンスタンドのなんとも味気ないような、でも高層ビルに比べたら味わい深いような風景が広がっている。

新大阪まで新幹線1本でいけてすごく快適だった。45分くらいでついた。移動疲れがない。

新大阪からインテ会場までの移動はまぁまぁある。新大阪駅で既にインテ行きのバスをお知らせするお兄さんを見かけて、「バス1本の方が楽では?」と移動の楽さを追求しすぎてどこから出るバスか聞いたら「1300円でいきます」と返ってきて賃金の高さにやっぱり電車で行くことにする。

 

友人と太陽の塔に行ったときも思ったけど、大阪と東京って同じ都会でも雰囲気が違う。駅で歩いているときや電車に乗っている時に特に感じた。私が住んでいるところは日本のど真ん中なのだが、どちらかというと関西よりだからか大阪の方が空気がきもち緩んでいて、「なんか、楽だな」と思った。だれてるっていうか、駅の時間の動きが東京よりはゆっくり。

東京はもっとスパッとしていてセカセカしてる。気が張っているような感じがある。ビジネスマンが多いとそういう感じになるものなのかは不明。あと東京と大阪でビジネスマンの数がどれくらい違うのかも知らんけど。

そんな感じで東京よりちょい緩めの駅を歩き、電車に揺られる。モノレールに乗る。

二駅間しか乗らないけどたまたま椅子に座れて少し胸が弾む。天気が良くて窓からの景色をじっと見てしまう。これから二次元の即売会に行くわけだけど、頭がそれよりも海とかヤシの木に持ってかれる。初めて行く街の景色は、楽しい。

 

会場に着く。パンフに並ぶ。夢の国で並ぶことに耐性がかなりついているので無心でいけた。夢の国はそういうメンタル面も鍛えてくれるのだ。キャッキャッウフフなドリーム好きの女子が行く所だろうと甘く見てはいけない。その辺のおっさんより忍耐力のある女性がごまんといる国である。なんの話や。

 

急ぐこともなく普通に買い物ができた。冊数はそんなに買う予定はなかったのでそれも荷物的に良かった。差し入れ(近所の老舗ケーキ屋のバームクーヘンとコストコで業務用パックのブラックサンダー)をちゃんと持ってきた分人に渡せて良かった。

人とタイミングが合わなかったりシャイを発揮して話しかけるのをためらって渡せない可能性が自分にはあったので。その辺りの危惧が高校生のようで情けない。

それにしても差し入れの組み合わせが雑すぎる。

(※後に、りくさんに手紙付きで差し入れするものとなさこさんへの差し入れを間違えるという失態を犯したことに気づく。封筒に「りくさんへ」と書いといてほんとに良かった。なかったら、なさこさんにもっと失礼すぎる最悪の失態を犯したことになる)

 

壁サーに並ぶのは気持ちが上がる。特にシャッターから外に出て並んでる時とか。なんか、すぐには買えない感じが気持ちを上げてくれるのだと思う。「買う!」から現物を手に取れるまで一定の時間があると、いい。一筋縄ではいかない買い物は買い物のスリルと楽しさがある。

 

【ここからスペース別気まぐれレポ】

むうさんの新刊を買ったらむうさんから差し入れのくず湯を2個貰う。くず湯を飲んだ(食べた?)ことがないので「これはなんですか?」と外国人みたいに聞いてしまう。入っているシロクマのパックがかわいかった。出されただけで(かわいいものだ)と直感がきてテンションが上がった気がしたのでやはり入れる袋は大事だと後で思う。むうさんは気さくに話しかけてくれた。

 

SNS繋がりで一番初めにしぇこさんの師弟本を買った。名乗るのが恥ずかしくてこれは名乗らず買って差し入れだけ渡そうと思っていたら、私のメリケンサック(指輪)にしぇこさんが気づいたような表情を見せて「……もしや」という雰囲気が出来たので名乗り出た。恥ずかしかった。自然に言えない自分が。

とりあえず新刊が楽しみだったことを伝えられて良かった。そして差し入れでお菓子を貰った。

 

りくさんとバナナフィッシュの話をしていたら後ろからりくさんの初期本を買いに来た方がいらして邪魔をしていたようで申し訳なかった。ショーターの脳みその話をした。りくさんは夏も出るかもしれないとおっしゃっていて、夏の楽しみがさっそく出来た。

 

なさこさんとくれはさんに差し入れを渡せて良かった。しぇこさんとのやり取りで恥ずかしさが和らぎ普通に「私です」と言えた。リバ本と漫才本が楽しみだったこと言えた。オタク100%みたいな感じで「リバ最高です!」を捨てセリフに去ったことだけが後悔。くれはさんから小さい声で「ほんとにいるんだ」とのお言葉をいただく。私がAIではないことが証明できてよかった。

【スペース気まぐれレポ完】

 

買い物が終わると12時近くになっていた。4号館から外に出ると、中庭みたいに広いスペースがあるのがビックサイトと違って、いいなぁと思った。天気が良かったから余計にそう思う。ベンチにみんな座ってワイワイ話していた。オタクというと室内のイメージがあるのだが、このスペースは屋根がなく、オタクがお日様の下で適度に賑やかにしているのが見ていて心地よい。あと単純に夜勤勤務者なのであまり浴びない自然光が気持ちいい。

個人的にビックサイトより作りが好きかもしれない。4号館しか行ってない者が決めるのもアレだが。

 

インテを出る。インテ近くの「ショッピングモールATC」という所にお昼ご飯を食べに行く。こういうのが近くにあるのもインテのいい所だと思う。オタクが隔離されすぎてない感じ。ちょっと歩けば家族連れがいるモールがあるし、さんふらわぁが止まるような港(?)もある。オタクはオタクで人に迷惑かけずに楽しめって感じがあるけど、なんというか物理的に「オタクのコミュニティの場所」が他とずいぶん遠いと私は少し寂しさを感じる(ほんとに少しである)

お昼は何でも良かったので一階のチェーン店っぽいドトール系カフェでクリームパスタを頼む。奥の喫煙席のカウンターは前がガラス張りになっていたので何となくそこにする。知らない街の景色が見たい。(小学3年生)

ボックス席で黒いダウンを着た茶髪のお姉さんが男性と話しながら煙草を吸っていた。日曜の昼間に煙草。いいなぁ。なにがいいのかは私も不明。

朝もコーヒーを飲み昼もコーヒーを飲んでしまった。セットだから仕方ない。

東子さんから「会いたかったです」リプをSNSで貰い(悪いことしちゃったなぁ)と反省する。

 

 せっかく大阪に行くので、大阪に住んでいるだろうと思われる、よくさんに「遊んでください(依頼)」と事前に言っておいたので昼過ぎからよくさんに会う。

次回はそのへんを書く。

 

f:id:kw45c3738r1w9w:20190208153555j:plain

インテ近くの港。子どもが鳩を追いかけ回したりしてる。

 

※記事内で名前が出た方でもし名前を出されたら困る等があったらコメントください。